歯を白くする「ホワイトニング」で検索すると星の数ほどの商品がヒットし、そのどの商品の素晴らしいように思え、正直どれを選んだらいいのかよくわかりません。
しかしよくよく調べていくと、てっとり早く確実に歯を白くするには「過酸化水素（もしくは過酸化尿素※）」を使用したホワイトニングが必須ということがわかってきました。
※過酸化尿素とは分解される過程で過酸化水素に変化する。濃度10％の過酸化尿素は過酸化水素では3％程度の濃度となる。↩︎
便宜上以後は過酸化水素と過酸化尿素は同一のものとして表記します。
過酸化水素を使用したホワイトニングがいい理由
歯の内部にまでアプローチ
過酸化水素以外で使用される薬剤（ポリリン酸や二酸化チタンなど）では歯の表面に付着した汚れにしかアプローチできません。
過酸化水素は歯の内部にまで作用するためより高いホワイトニング効果が得られます。
実績
既に世界で広くホワイトニング剤の主成分として使用されてきており、またそのホワイトニング効果も実証済み。
いわば過酸化水素はホワイトニング界のグローバルスタンダードといってもいい存在なのです。
圧倒的タイパ
残り時間が少ないオジサンこそタイムパフォーマンスが非常に大事である。
過酸化水素を使用したホワイトニングならばなんと1回の施術だけでもある程度白くしてしまうことも可能である。
コスパ
ほぼ確実最短で白くできるので結果的にコスパがいいです（一部例外を除く※）。
※人工の歯やテトラサイクリン起因での歯の変色など一部例外はあります。
虫歯予防
過酸化水素はオキシドールと同じ成分で殺菌効果があることから虫歯や歯周病の予防になります。
またホワイトニング後の吸収しやすくなった状態でフッ素やリカルデントを塗布すれば更なる虫歯予防の促進にもつながります。
そして更にいいことにはホワイトニング後は歯の表面が硬くなり耐酸性がアップするということが最近の研究で明らかになってきています。
安全性
高濃度の過酸化水素は劇物扱いですが、使用方法さえ間違わなければ既に広く使用されているということからも安全といえます。
過酸化水素を使用しないホワイトニング
歯科医院以外での施術や日本で市販されているホワイトニング剤では過酸化水素や過酸化尿素が使用できないため他の剤を使用するしか方法がないのですが、ホワイトニング効果の有無という問題以外にもその安全性が不安視されています。
またネットなんかで市販されている「○○酸配合」とか「薬用成分なんちゃらかんちゃら」とか効果が無いとは言いませんが、歯の表面の汚れにしか効果がないものと思われます。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
無資格で行われるホワイトニング
美容室やエステティックサロンなど、過酸化物が使えない事業者がホワイトニングサービスを提供している場合もあるとされる[2]。このような店舗では、ポリリン酸など許可が不要な薬品が利用されているとされるが[3]、使用される薬剤の品質などは保証されておらず、専門学会は推奨していない[2]。
医薬品に該当するホワイトニング剤を用いたり、医療機器に該当する照射ライトを用いたりする場合は医療行為に該当し、歯科医師の資格なく行えば、医師法違反、歯科医師法違反および薬機法違反の犯罪行為となる[4]。
無免許で行うホワイトニングをセルフホワイトニングと称して提供している業者もあるが、使用される薬剤の内容が不明であり、薬剤の管理も歯科医師のような責任のある者によって行われいるわけではないため、健康被害を引き起こす危険性が指摘されている[5]。
出典
- ^ “日本歯科医師会”. 日本歯科医師会. 2019年5月2日閲覧。
- ^ a b “歯のホワイトニングについて”. 日本歯科審美学会. 2021年11月29日閲覧。
- ^ “ポリリン酸を用いたホワイトニングの特徴 ： Ｑ＆Ａ 歯科一般 ： Dental Diamond［デンタルダイヤモンド］”. www.dental-diamond.jp. 2021年1月17日閲覧。
- ^ “エステサロン等におけるホワイトニング行為の違法性について質疑、都道府県歯科医師会専務理事連絡協議会”. 医療経済出版 (2013年11月15日). 2021年11月29日閲覧。
- ^ ゆざわや歯科クリニック. “歯科医院以外でのホワイトニングが危険な理由”. 2021年12月6日閲覧。
過酸化水素を使用したホワイトニングを実行するには
日本国内では過酸化水素や過酸化尿素が配合された歯磨き粉やホワイトニング剤の市販は禁止されています。
また歯科医院以外の「ホワイトニング〇〇」のような施設でも使用することができません。
もし使用されていたら薬機法違反になります。
では日本で過酸化水素等を使用したホワイトニングを行う場合はどうすればいいのか。
それには以下の3つ方法があります。
歯科医院で施術してもらう「オフィスホワイトニング」
歯科医院で処方してもらう「ホームホワイトニング」
海外から個人輸入した剤を用いて自分で施術する「ホームホワイトニング」
歯科医院でのオフィスホワイトニング
国家資格を持つ歯科医師・歯科衛生士による施術で行われるホワイトニング。
一番確実で効果が高い。
メリット
高濃度の過酸化水素を使用することによる高い効果
光の照射を行うとによる即効性
歯科医師の指導の下で行われるという安全性
拘束時間が短く下準備等も不要
ホワイトニング以前の歯の治療や矯正等の相談もできる
デメリット
ホームホワイトニングに比べて高コスト
通院するという煩わしさ
歯科医院で処方してもらうホームホワイトニング
歯科医院での検査やクリーニング（必要ならば治療）、マウスピースの型取り等、数回の通院後に通常は過酸化尿素が成分の薬剤を処方してもらいます。
メリット
色の戻りが遅く持続性がある
オフィスホワイトニングに比べて低コスト
好きな時間に行える
低濃度のものを使用するので刺激が少ない
ホワイトニング以前の歯の治療や矯正等の相談もできる
デメリット
オフィスホワイトニングに比べて効果・即効性・安全性に劣る
マウスピースの手入れや下準備を自分で行わなければならない
海外から個人輸入した剤でのホームホワイトニング
海外のショッピングサイトや国内のサイトからでも購入できますが、事前申告や必要書類の提出がない場合税関で止められるリスクがあります。
メリット
3つの中で最も低コスト
好きな時間に行える
商品、濃度等、自分の好きな物を選べる
デメリット
他２つに比べてに比べて効果・即効性・安全性に劣る
マウスピースの手入れや下準備を自分で行わなければならない
個人輸入という手間・確実に税関を通るとは限らない
メリット・デメリット比較表
| オフィスホワイトニング | ホームホワイトニング | 個人輸入 | |
| 効果 | ◎ | 〇 | ※ |
| 即効性 | ◎ | △ | ※ |
| 持続性 | △ | ◎ | ※ |
| コスト | △ | 〇 | ◎ |
| 手間 | ◎ | △ | × |
| 安全性 | 〇 | △ | × |
| 融通性 | × | 〇 | ◎ |
※印は使用する商品によります
結論
前述したように、まず最初に認識しなければならないことは、高濃度の過酸化水素は劇物です。
歯茎や皮膚に直接触れるとただれます。
普通に市販されている消毒用のオキシドールは過酸化水素の濃度が3％程度のものであり直接触れても安全ですが、時間に猶予のないオジサン達はなるべく短時間で効果を出すためにも高濃度の過酸化水素を使用したいところ。
だからこそまず最初は国家資者を有する歯科医院でのオフィスホワイトニングでの施術をおすすめします。
オフィスホワイトニングで自分の理想の白さを手に入れた後、白さを持続するために歯科医院で処方される過酸化尿素配合の剤を用いたホームホワイトニングを行うのがベストだというのが私の結論です。個人輸入した剤の使用はホワイトニングというものに十分に慣れた後でも遅くはないと思います。
ですが昨今では個人輸入の規制が厳しくなっており、以前よりも個人輸入のハードルが上がっています。
過酸化水素（過酸化尿素）を使用するホワイトニング施設
全額返金保証制度有りの施設のみチョイスしてます。
【HAKU】
オンライン診療による無人施設でのセルフホワイトニング。
歯科医師の処方で過酸化水素を使用できる。
全国に店舗あり。
何といっても過酸化水素を使用する施設では最安値クラスの1回2,750円という低価格が魅力。
店舗も全国に展開中。
ホワイトニング先進国のアメリカでシェアNo.1を誇る『Philipsホワイトスピード』を導入。
1回の通院だけでホワイトニングができる。
ホームホワイトニングで過酸化水素を使用できる数少ない施設。
ホワイトエッセンス
ホワイトエッセンス社の剤を用い加盟した各歯科医院が施術するというスタイル。
ホワイトニング専門歯科ではなく一般歯科で行うため虫歯治療等も受けられる。
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